頭痛があり、目のあたりも痛む…

『わたし、頭痛持ちなんです…』

 

こんばんは!

 

彦根にある鍼灸とリラクゼーションマッサージのお店

 

JOYの尾本です!

 

 

『頭痛持ち』

 

皆さんはいかがですか?

 

この仕事をしていると

 

多くの人が『頭痛』に悩まされている現状を

 

目の当たりにします。

 

特に細型の女性に多くみられ

 

頭痛だけではなく

 

目の奥や、目の周りにも

 

痛みを訴えられることがしばしばあります。

 

 

頭痛はなぜ起こるのか?


 

単に『頭痛』といっても

 

症状や原因は多岐にわたり

 

その原因についても完全には解明されてはいません。

 

ですがある程度の原因は

 

科学的に説明がつくものもあります。

 

今回は頭痛のなかでも多くみられる

 

『緊張型頭痛』についてです。

 

 

この『緊張型頭痛』ですが、

 

その名の通り、

 

頭を包む帽状腱膜(頭の筋肉)や

 

首や肩周りの筋肉が緊張することで

 

硬くなった筋肉が頭を締め付けてしまい

 

頭痛が起こるといわれています。

 

特に頸椎(首の骨)は通常

 

前湾といってカーブがありますが

 

これが直線に近いストレートネックと呼ばれる状態の人は

 

首の筋肉に負担がかかりやすく

 

肩こりや首こりの原因となって

 

この緊張型頭痛を引き起こしやすくなります。

 

 

 

 

特に猫背の人や

 

うつ向いてスマホを長時間さわる人は

 

ストレートネックの注意が必要です。

 

うつ向くことで約27kgの重さが

 

首にかかってしまうという研究結果もあります。

 

 

大後頭神経痛


 

『緊張型頭痛』と症状は似ているけど

 

少し違う頭痛があります。

 

それが『大後頭神経痛』です。

 

大後頭神経とは

 

首から後頭部にむかって伸びる神経で

 

首の筋肉が緊張することで

 

この神経が圧迫されてしまい

 

それが後頭部や耳の後ろあたりに痛みとなって現れます。

 

また、この大後頭神経は

 

目に関係している三叉神経とリンクするため

 

大後頭神経の痛みが三叉神経を伝って

 

目の奥の痛みとなって現れることがしばしばみられます。

 

頭痛はあるけど、

 

片頭痛や緊張型頭痛の症状とは違い

 

後頭部に痛みを感じる場合には

 

この『大後頭神経痛』の疑いがあります。

 

 

※毎日新聞より画像を引用

 

 

これらの頭痛に対する鍼灸治療


 

では、上記2つの頭痛に鍼灸治療は適しているのか?

 

もちろん適応となります。

 

とくに大後頭神経痛に関しては

 

神経の出どころとツボが一致するため

 

そのツボである風池への鍼治療が効果的と言われています。

 

ちなみにペインクリニックでは

 

その風池あたりにブロック注射を打ちます。

 

※健康マトリックスさんより画像を引用

 

 

また、これ以外のツボや

 

緊張が見られる筋肉に鍼灸治療を行うことによって

 

硬くなった筋肉の緊張を和らげることで

 

頭痛を軽減することが出来ます。

 

JOYでは首や肩のツボへの鍼灸治療に加え

 

手や足にある頭痛のツボにも刺激をします。

 

 

また、緊張型頭痛では

 

温熱治療にも効果が見られるため

 

お灸も積極的に使います。

 

背部のお灸は自律神経を整える効果もあるので

 

頭痛だけではなく

 

他の諸症状の改善にも期待出来ます。

 

 

ちなみに片頭痛の場合は

 

温熱はNGとなり

 

逆に短期的に冷やしてください。

 

 

 

 

こうして、

 

 

頭痛には鍼灸治療!!

 

 

と言いましたが、

 

でもやはり

 

鍼灸治療やマッサージ治療と

 

合わせて行っていただきたいのが

 

姿勢の改善スマホの使用頻度の見直しです。

 

便利になればなるほど

 

カラダへの負担は知らず知らずのうちに増えます。

 

 

一旦、痛みが出てしまったら

 

鍼灸やマッサージを受けてもらえば良いですが

 

まずは、なるべくカラダに負担をかけない生活をめざして

 

日々過ごしていただけたら幸いです。

 

 

もし頭痛持ちの方がおられたら

 

まずは、

 

自分はどのタイプの頭痛なのか?

 

を考えていただき

 

それにあった対処法を行ってみてくださいね。

 

 

2016年2月23日

JOY 尾本